花咲く墓標 小野さつき先生の詩
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「命の大切さ」を教えた、さつき先生。教育と人間関係の原点を見つめる!
●B6判 160頁
●定価 1,362円(本体1,238円) ISBN4-903083-10-1 C0095
著 者:白鳥伸二
編 著:遠藤正博
発行所:悠々舎
発 売:東京六法出版株式会社
発行日:2006年 7月7日 初版第1刷発行
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ふるさと人物伝シリーズは、地域の貴重な財産として語り継がれている人物を改めてクローズアップする試みです。
この人物伝シリーズ第1弾は、「花咲く墓標小野さつき先生の詩」で、蔵王連山の裾野に位置する大正時代の宮小学校の若き小野さつき先生を取りあげました。
この本は、野外写生の時間に川に溺れた三人の生徒を助けようとして、二人の生徒は助けましたが、もう一人を助けようとして自分も溺れ、その生徒ともども死んでしまった20歳の先生と、その地域の方々の当時の想いを綴ったものです。
現在、わたしたちの社会は、年間の自殺者が8年連続で3万人(平成17年は32,522人)を超え、子どもや大人までも平気で人を殺したり、だましたりするまさに異常事態といっても過言ではありません。
このような中で、もう一度、人間関係や教育のあり方の原点を見つめなおすきっかけになれば、との願いを込めて発刊しました。
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【小野訓導の歌」
(一) 先生わたしはおがみます。
川に溺れた友だちの
三つのいのちは二つまで
尊い御手に生きました。
(二) 先生わたしはおがみます。
いっしょに死んだ友だちの
小さいいのちは安らかに
星のお国にねています。
(三) 先生わたしはおがみます。
大きくなった後までも
小野のさつきというみ名を
胸のお宮にまつりましょう。
作詞/齋藤 子郊 作曲/山田 耕筰