安居院庄七

   協同組合の原点「報徳」を広めた

JAはだの 秦野市農業協同組合 創立45周年記念出版

企画・制作 JAはだの
若槻 武行 著

  • B6判/並製/110頁
  • 発行/2009年2月28日
  • 定価945円(本体900円)

■ 目次

発刊にあたって 秦野市農業協同組合 代表理事組合長  松下 雅雄

Ⅰ.人生やり直しを決意―尊徳に会いに行って開眼…11
二宮尊徳のいる下野国桜町へ金を借りに行く/尊徳から教えを受けることはなかったが……/一度死んだ気持ちになって……/庄七、修験道の先導師の家に生まれる/安居院家に婿入りし、店を潰す

Ⅱ.秦野に帰って家業を再興し、村を救済…23
家で表戸を閉めたまま商売を始める/財産を取り返し、蓄えもできる/秦野で、村の復興に取り組む/二〇両を蓄え、そのお金でタバコの産地づくりへ/「一家を廃して万家を興さん」と、弟と共に旅に出る

Ⅲ.「万人講」を継承し、下石田に報徳社を創設…36
河内の杉澤作兵衛から「万人講」を継承する/農業の優れた最新の技術・経営を学び普及する/勇次郎が下石田の神谷與平治と会う/東海以西で最初、日本で三番目の「報徳社」を結成/岡田佐平治と庄七の運命的な出会い

Ⅳ.遠州七人衆と共に尊徳と会う…47
実弟・勇次郎が伊勢で倒れる/佐平治ら遠州七人衆と庄七、尊徳に会う/農繁期には商業地域で報徳商法も指導/時には乱暴なやり方や言い方も/庄七、浜松の地でついに帰らぬ人となる

Ⅴ.来た道を心に問えば恥ずかしや−庄七の道歌…59
話し合い、助け合うこと、協同の大切さを説く/報徳を広めることに情熱を注いだ辞世の歌/夫婦喧嘩を仲裁した、掛詞の多い人気の歌/農業についての心得を伝える道歌/日々の努力、誠実、勤労、商売のこつなどの道歌/暮らしの中で、質素・勤労と子育ての心得を説く/自分を振り返ってみたときの歌/報徳についての道歌は多い

Ⅵ.二宮尊徳の業績と報徳思想…71
家を復興させ、家老の家の財政を再建、余剰は農民に/苦労の末、桜町の財政建て直しに成功/弟子たちと共に、各地の財政建て直しを指導/「一円融合」「一円仁」と「報徳」の思想/「報徳」の「仕法」は「至誠」「勤労」「分度」「推譲」/「芋こじ会」は住民の自主的で民主的な話し合い/今も伝わる尊徳の教え、世界各地で自国の農村の復興へ

Ⅶ.その後の報徳社、そして産業組合の設立へ…86
日本の協同組合の起源は、ヨーロッパと同じ頃/大原幽学の子孫永々相続講と先祖株組合/安居院は「あぐい」か「あごいん」「あごい」か/その後の報徳社と安居院庄七の顕彰/報徳社と、産業組合としての信用組合

Ⅷ.今なぜ、安居院庄七か――むすびにかえて…98
生活の不安が増す、今の時代に生きる庄七の教え/日本の農業協同組合・JAがめざすものは何か/庄七の教えを引き継いで邁進

主な参考文献 107
年譜     108