現代こころの病とこころのケア

 

げんだいこころのやまいとこころのけあ

さまざまなこころの病を理解するために!

現在社会には、こころの病やストレス、さらには固有 の悩みに苦しみ、悲鳴や絶望という大波の上をかろ うじて何とかサーフィンしながら乗り切っている人が たくさんいます。そうした人たちの「こころ」を少しでも 理解できるようにと、具体例をもとに分かりやすく解 説しています。


2015年10月10日 改訂版第2刷発行
●著者:杉山 雅宏
●定価:1,980円(本体1,800円) ISBN978-4-903083-38-4 C0037
●A5判/218頁/並製
●発行 悠々舎
●発売 東京六法出版株式会社

相手のこころを理解し、こころで聴くことが大切!

人間には、理解されたいという、社会的な基本的欲求があります。私たちが人と向き合うときに大切なことは、言葉の底に流れている「こころ」の理解であり、また聴く人も頭で理解するのではなく「こころ」で聴くことだと思います。これはきわめて基本的なことですが、人によっては意外と難しいようです。

 

本書の構成

第1章 うつ病について

 うつ病患者への励まし方の原則/治療初期に言ってもいいこと、言ってはいけないこと

第2章 非定型うつ病

 非定型うつ病の主な症状/対応の仕方

第3章 境界性パーソナリティ障害

 境界性パーソナリティ障害の人とは/接し方のポイント

第4章 自己愛性パーソナリティ障害

 二つのタイプがある/接し方のポイント

第5章 社会不安障害の症状

 自分でできる不安の抑え方

第6章 統合失調症

 症状の改善につながる接し方

第7章 自閉症スペクトラム

 自閉症スペクトラムとは/発達障害のためのコミュニケーション術

第8章 ストレスケア

 ストレスケアの方法/大きなストレスに襲われたら

第9章 生活の中の癒し

 自分自身を癒すために/他人を癒すために

第10章 悩みについて

 悩みの種類―コンプレックス、反動形成、ダブルバインド、自我同一性と同一性拡散

第11章 カウンセリングと心理療法の違い

 カウンセリングと心理療法の違い/来談者中心療法/認知行動療法

第12章 臨床心理学について

 臨床心理学の成り立ち

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