風は誰にも見えない

 風は誰にも見えない 
さとう 裕 著

  • B6判/並製/280頁
  • 発行/1998年11月3日
  • 定価1,650円(本体1,500円)


  • 笑福亭伯鶴。先天盲の噺家である。昔ながらの落語の世界に憧れ、故六代目笑福亭松鶴に、昭和50年入門。見えないというハンデは大きいが、「決められたレールの上は歩きたくない」と、意地を張って張って、張りとおしてここまで来た。爪先立ちの半生を描く。
    ●対談●永六輔「見えないってことがどんなに素敵かって噺をねェするべきです。見えないって言われているけど実は見えてるんだぞってこと」「見える世界よりは強固な壁の中にあるような気がする」